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タイトル:誰ひとり取り残さない環境論 ハイライトPAFLEX

概要:このコースは、今日の地球環境の危機にたじろぐことなく、SDGsの流行に浮かれることなく、これからの環境-社会のあり方をじっくり考えたい人に向けて企画してきました。今期は、これまでに扱った水俣、福島、三里塚、辺野古などの同時代史についてアーカイブを活用して学び、「誰ひとり取り残さない」環境のあり方を考えます。ここでいう環境とは、言葉の意味の通り、私たちを取り囲むもののことですので、私たちが人間らしく生きるための場(人と自然の関係、社会のしくみ)について思考をめぐらすことになります。今日、社会経済活動の基盤である環境が重視され、持続可能な社会、脱炭素・エネルギー転換、生物多様性保全などが求められていますが、私たちはどのように未来の環境をつくればよいのでしょうか。これからを構想するために、これまでの経験から何を学び、どのように社会を変えていけばよいのかについて、参加者のみなさんと一緒に考えます。

♦第1回
タイトル:12年目の福島原発被害―3.11の公害経験から教えられたこと

開催日:2022年3月15日(火)19:00-21:00
ゲスト:里見喜生さん(湯本温泉旅館「古滝屋」、原子力災害考証館furusato)
概要:2022年3月、福島原発事故から12年目に入ります。世界の原子力災害史に残るレベル7の過酷事故は広範囲に放射能物質を拡散し、大気汚染、土壌汚染、水質汚濁、さらに直接的・間接的に心身の健康被害を及ぼしました。国の法体系では放射性物質が公害法の適用外となっていますが、福島原発事故は重大な原子力公害を引き起こしました。そして、その影響は今もなお、これからもずっと残ります。福島原発事故から十年以上が経過しましたが、この公害経験から私たちは何を学んだのでしょうか。事故の記憶が薄れていくなかで、風化に抗ってあらためて考えます。

視聴録画:関礼子(立教大学)「福島原発事故に引き継がれる問題群」(第3期第1回2021.03.02)、成元哲(中京大学)「集合的トラウマとしての原発事故、分断修復の試み」(第4期第3回2021.08.10)

♦第2回 
タイトル:2020年代に水俣病を考える―「終わらない公害」の意味を掘り下げる 
  
開催日:2022年3月29日(火)19:00-21:00
ゲスト:川尻剛士さん(一橋大学大学院生)
概要:昨年、水俣病は多くの人びとに伝えられました。たとえば、ジョニーデップ監督・主演『MINAMATA』、原一男監督の長編ドキュメンタリー『水俣曼荼羅』が公開され、田口ランディ『水俣 天地への祈り』が刊行されました。水俣病は公式確認から70年が経過してもなお、あるいは経過したからこそ、あらためて注目されています。しばしば水俣病をはじめとした公害は「終わらない」と言われます。しかし、「終わらない公害」というクリシェは、何を意味しているのでしょうか。水俣病と向きあう人びとの営みをとおして、私たちの社会のあり方を考えます。

視聴録画:永野三智(水俣病センター相思社)「水俣病に関わる葛藤と悩みを伝える」(第3期第2回2021.03.16)、吉永理巳子(水俣病を語り継ぐ会)「水俣病と向き合い、伝えるということ」(第4期第5回2021.09.07)

♦第3回 
タイトル:琉球弧の人びとの声を無視する国の軍事戦略―辺野古と石垣島の現在

開催日:2022年4月12日(火)19:00-21:00 
ゲスト:宮良麻奈美さん(石垣市住民投票を求める会)
概要:現在、沖縄県名護市辺野古沖には米軍普天間飛行場の代替施設として新基地の建設が、また、石垣島・宮古島・奄美大島・馬毛島(種子島)では自衛隊基地の建設が進行しています。米中対立を背景に、日米の軍事一体化と南西諸島の軍事要塞化が進められています。こうした動きは軍事的な衝突リスクを高めると、将来を心配する声が島じまから挙がっていますが、安全保障は国の専管事項と言われて無視されています。この回では、こうした琉球弧における問題を島人にとっての環境の問題としてとらえるとともに、日本列島に生きる私たちの問題として受けとめて考えを深めます。

視聴録画:山里節子(いのちと暮らしを守るオバーたちの会)「石垣島の環境と開発―空港・リゾート・基地が奪う自然と文化」(第3期第6回2021.05.25)、熊本博之(明星大学)「辺野古集落から見た普天間基地移設問題」(第4期第2回2021.07.27)

♦第4回 
タイトル:困難な過去の出来事を歴史する―三里塚闘争と公害被害の歴史実践から

開催日:2022年4月26日(火)19:00-21:00
ゲスト:清水万由子さん(龍谷大学)
概要:公害・環境問題の中心には、痛みや苦しみをともなう経験があります。私たちはこの経験をどのように記録(アーカイブ)し、そこから何を学んできたのでしょうか。生この回では、かつて「西の水俣、東の三里塚」とも言われ、社会運動のシンボルであった成田空港建設問題(三里塚闘争)を記録する活動と、2010年代以降に進められた公害資料館のネットワーク活動を取り上げます。2つの事例を通して、生きる歓びに満ちた未来を想像するために、困難な歴史をどのように生かせばよいのか考えます。

視聴録画:相川陽一(長野大学)「成田空港建設をめぐる紛争史に向き合う」(第5期第3回2021.12.07)、林美帆(みずしま財団、公害資料館ネットワーク)「公害資料館ネットワークと『公害スタディーズ』」(第5期第5回2022.01.04)

♦第5回
タイトル:自然との豊かな関係を繋ぎなおす―聞き書きや写真集を手掛かりに

開催日:2022年5月10日(火)19:00-21:00
ゲスト:宮内泰介さん(北海道大学)
概要:これまでの公害・環境問題の困難な歴史を受けとめることができたとしても、その経験を誰ひとり取り残さない環境づくりに向けてどう生かせるのでしょうか。どのようなアクションにつなげられるのでしょうか。この問いに対して、この回では、干拓事業によって地域社会が分断された諫早湾沿岸一帯での再生に向けた試みと、高校生が森川海の名人の話を聞き書きしてきた20年の実践をヒントに、人と自然・人と人の間に豊かな関係をつなぎ直す方法について考えます。

視聴録画:富永健司(本明川と干潟を語る会)「写真から見る諫早湾干拓問題―干潟とともにある未来へ」(第5期第2回2021.11.23)、吉野奈保子(共存の森ネットワーク)「「聞く」ことからつなぐ未来―聞き書き甲子園の20年」(第5期第4回2021.12.21)

♦第6回
タイトル:社会の決め方のイノベーションに向けて―環境正義3.0と気候民主主義

開催日:2022年5月24日(火)19:00-21:00
ゲスト:徳田太郎さん(VOICE and VOTE)
概要: 2030年までに持続可能な社会に向けて17の目標を達成しようとするSDGs、2050年までに温室効果ガスを実質ゼロにするというカーボンニュートラルの達成目標。こうしたグローバルの目標は掲げられていますが、私たちはその達成に向けて十分に頭を働かせ、話し合いを重ね、納得して進めているのでしょうか。こうした目標の達成には、エネルギー・産業部門の構造転換やイノベーションの創出が必要だという議論に流れがちですが、それよりも社会の決め方や人の育て方こそが時代に応じてアップデートされるべきでしょう。
今日の代議制民主主義を中心とした社会の決め方に対して、多くの人びとが閉塞感や限界を感じています。この回では、環境正義や気候民主主義という考え方をもとに、人びとの声が社会を良くし、人びとの生きる環境を豊かにしていくために、私たちはどのように考え行動すべきかを議論します。

視聴録画:鬼頭秀一(星槎大学)「環境倫理3.0の展望―環境正義から捉える水俣・福島・辺野古、そして」(第4期第6回2021.09.21)、三上直之(北海道大学)「気候市民会議と民主主義のイノベーション」(第5期第6回2022.01.18)

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