「Balance Care Technology」のバランスケア対応
　歩いて移動することを基本とする人間にとって、足元のバランスが重要であることは誰もが理解できると思います。見ての通り人間は縦に長い形体をしていますが、なぜ二本の足で立っていられるのか？医学的にみると、200以上の骨とその間にある関節、強固につなぎとめる靭帯、350以上の筋肉、それらをコントロールする脳を中枢とした神経など、多数が関与して歩いています。
　足は、“土台”です。土台が安定していることは重要で、縦に長い人間にとっては正にそうです。人間の身体の中で、その土台として重要な役割を担っているのが足の“アーチ”になります。本来人間には3つのアーチ（内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ）がありますが、それぞれのアーチバランスはもちろん、その3つのアーチのバランス（3アーチバランス）が整っていることが重要です。しかし、何らかの原因により一つ一つのアーチはもちろん、3アーチバランスも崩れてしまい、さらに左右のバランスまでも崩してしまうと様々な問題が起こってしまいます。
　「Balance Care Technology」は、30数年に渡る医療現場での“治療”というところに起源があり、痛んでしまった身体の原因解決を追求し続けた「結果」がベースになっています。“悪くなってから対処するのではなく、悪くならない様に教育対応する”という考えに基づいて、人々の健康にとって良いものを提供することを目指しています。バランスを崩す要因になるものとして、先天性の要因以外にも過去のケガや筋力の衰え、年齢、性別、生活習慣など沢山ありますが、最も身近にあるものが“合っていない靴”です。しかし、残念な事に、ほとんどの人がそれに気づいていません。そこで、合っていない靴をできるだけぴったりフィットさせることが重要なポイントになります。
　何らかの原因で起こる“3アーチバランスの崩れ”や歩く際に発生すると考えられる様々なトラブル（障害）や不具合に対し、歩くための靴合わせや歩くための靴内調整ができる「バランスケア対応」をして問題点を原因から解決したり、事前にトラブル発生を予防したりして、あくまでも「健康」を目指している概念の事をBalance Care Technologyと定義しています。そのキャッチフレーズとしては、“足元から歩くバランスを整えて、体全体を快適に！そして、たくさんの人を笑顔に！”としています。
「歩くための靴合わせ」は、立った（止まったままの体重がかかった）状態での足のサイズだけでなく、地面から足が浮いた（足が小さくなった）状態の計測結果も考慮し、その増減から判断した歩行中の適正な足をイメージした靴合わせをしていて、歩く際の足を考慮しているのが大きな特徴になります。それと、「歩くための靴内調整」のメインとして作製する「BCアーチサポート」は、人間が移動する際の歩行バランスをより安定させる目的で足元から身体全体のバランスを観て作製するモノになります。