なぜ、ご縁日にお塔婆を上げて戴き、ご供養する事が大切なのでしょうか？簡単に申しますと、たくさんおられる神様や仏様には割り当てられた日が月に一回あるという事なのです。中国伍代の御世に戒和尚という高僧がおられ、たくさんの神や仏を拝んでおられました。毎日どの神仏を拝めばよいか迷っておられましたら、夢枕に数多の神仏が現れて、「汝は良く我等を拝んでくれるが、毎日どの神仏を拝むべきかで迷っておる。しからば、一月三十日のそれぞれの日にどの神仏を拝めばよいか決めて差し上げよう。」と仰せになり太陰暦(月の暦)の朔日より卅日にどの神仏を拝むのかを教えて戴いたのです。これが『三十日秘佛』と称し今に伝わっております。つまり縁日とはそこで決まっているそれぞれの神仏の日なのです。従って他の日に比べますと神仏の威力は倍増致しますし、願意が達する力も強いのです。当山の御本尊様は『大仙智明大権現』様です。伯耆大山の山神様と地蔵菩薩様の合体された、神仏習合の佛本神迹身でおられます。